臨床工学科

概要

臨床工学技士の制定は比較的新しく、「臨床工学技士法」が1987年6月2日公布、翌88年4月1日に施行されました。医学と工学の両面を兼ね備えた国家資格で、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う事を業とする医療機器の専門医療職種となります。臨床工学技士はメディカルスタッフの一職種であり、現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストです。院内には様々な医療機器が存在し、医療の進歩とともに、高度かつ複雑になっています。そのため、各診療部門における医療機器を用いた高度な医療に対する技術支援や、複雑化した医療機器の操作方法などの教育等も行なっています。そして、患者さんが最大限の治療効果を得られる医療が受けられるよう日々努めています。

 当院の臨床工学科は2012年7月に診療支援部門のひとつとして設立しました。

 2016年9月に、循環器領域と機器管理領域を専門とする部門と透析を専門とする2部門に分かれていましたが現在は統合し、今後は人材活用の効率化や教育を含めたローテーションを実施し、ジェネラリストの育成に力を入れております。適材適所に人材を有効活用できる組織作りに取組んでいるところであります。

部門内容

ME機器管理・保守点検業務

集中治療業務

人工心肺業務

カテーテル業務

植込み型心臓デバイス関連・在宅医療機器管理業務

人工呼吸器業務

内視鏡業務

血液浄化業務

活動紹介

〇ME機器管理・保守点検業務

輸液ポンプ・シリンジポンプ、除細動器、各種モニター類など多岐にわたる医療機器の保守管理およびトラブル対応を行っています。

これらに対し、日々の日常点検や年間を通しての定期点検等行っております。病棟、手術室の医療機器トラブルにも私たち臨床工学技士が対応をしています。また、多職種に対しての医療機器院内研修も定期的に行っています。

〇集中治療室業務

集中治療部門では、呼吸・循環・代謝を管理する生命維持管理装置をはじめ、多岐にわたる医療機器の操作と管理を多職種と連携し、急性期から周術期、重症心不全に至るまで、様々な病態の改善に貢献しています。

〇補助循環業務(ECMO、IABP、)

人工呼吸器業務

急性血液浄化業務

ME機器管理業務

〇人工心肺業務

心臓血管外科などの手術時に人工心肺装置の操作や管理を行います。また、手術時の補助循環や術中の輸血軽減のための自己血回収業務も行っております。

〇カテーテル業務

医師、看護師など多職種と連携して冠動脈疾患、末梢血管疾患、不整脈疾患などの検査・治療を行っております。当院では臨床工学技士はカテーテルを行う際に医師の助手につきカテーテルの操作補助やカテーテル治療時に使用される血管内超音波装置の操作などを行っています。他にもポリグラフ(多用途生体情報記録装置)の操作・記録、放射線装置の操作も臨床工学技士が行っています。緊急時の際には人工呼吸器、除細動器、体外式ペースメーカ、補助循環などの操作管理も行っております。


カテーテル分野は日進月歩著しく常に知識のアップデートを行い、検査・治療における役割を全うする必要があります。

〇植込み型心臓デバイス関連・在宅医療機器管理業務

ペースメーカまたリードレスペースメーカの植込み時の清潔野業務を含め、植込み時の測定と設定、その後の外来での管理を行っております。定期外来は遠隔モニタリングを併用しており院内チェック対応もしております。ペースメーカ外来は日曜祝日を除く月~土にに主治医の担当外来にあわせて行っております。
また、在宅酸素療法・在宅持続陽圧呼吸療法などに使用される在宅医療機器の管理を行っています。

〇人工呼吸器業務

多様な呼吸状態に対応するため、患者の病態に応じた機器の選定を行っています。また、集中治療室から病棟における日常点検を行っています。さらに、転院や在宅療養に向けた人工呼吸器や関連機器の手配も実施しています。

〇内視鏡業務
内視鏡はこちらをご覧ください

〇血液浄化業務

透析室はこちらをご覧ください